制御性能診断ツール"LoopDiag"は,MATLABを使用して開発されたソフトウェアです.最小分散制御をベンチマークとする制御性能評価のほか,時系列データ解析,バルブスティクション(調節弁固着)検出などの実用的な機能が組み込まれています.
MATLABを使用して開発されたLoopDiagは,MATLAB環境で動作することはもちろん,Windowsアプリケーションとして非MATLAB環境でも動作します.また,MATLAB GUIの活用により,グラフィカルで使用感に優れたインターフェースを備えているため,初心者でも簡単に使用できます.
制御性能診断ツールLoopDiagは,日本学術振興会プロセスシステム工学第143委員会において,「制御性能監視―プロセス産業での実用化を目指して―」というテーマを掲げて,2002年に立ち上げられたワークショップNo.25(通称WS25)の活動成果の1つです.
制御性能診断ツールLoopDiagは,日本学術振興会プロセスシステム工学第143委員会の委員だけでなく,一般にも無償配布します.ただし,本ソフトウェアを使用した結果については,使用者が全責任を負うものとします.本ソフトウェアの使用によって発生したいかなる損害についても,日本学術振興会,プロセスシステム工学第143委員会,およびソフトウェア開発者・配布者は一切の責任を負わないものとします.制御性能診断ツールLoopDiagを使用される場合には,この使用条件を承諾されたものとします.
なお,制御性能診断ツールLoopDiagのソースコードは,日本学術振興会プロセスシステム工学第143委員会の委員にのみ公開します.その他,下記開発担当者が特に必要と認めた場合にのみ,委員以外へも配布できることとします.
制御性能診断ツールLoopDiagのMATLABソースコードを公開します.なお,オリジナルのコードおよび改編したコードの再配布を禁じます.
(2011年2月11日)
また,制御性能診断ツールLoopDiagを実用的なツールへと発展させていくため,ご感想・ご要望を開発担当者にフィードバックしていただけますようお願いいたします.
久下本 秀和
住友化学(株) 生産技術センター
加納 学
京都大学大学院工学研究科化学工学専攻
<MATLABソースファイル>
<実行形式(exe)ファイル>
Windwos版 MATLAB version 7.0.1 (R14) SP1 上で開発・コンパイル
ファイルについて簡単に説明します.詳しくは,マニュアルをご覧下さい.
制御性能診断ツール LoopDiag に関する質問や不具合報告等は,加納学@京都大学までご連絡下さい..